お尻拭き・・・染みちゃった、ああ

先程、なまうさぎ二号ちゃんのお尻拭きをしました。

もう、毎度の行事なので、人間様は慣れたものですが、うさぎにとっては、毎回怒りの対象のようです。いくらやっても、慣れるということがないですね。慣れるというより、あきらめ。抱かれても静かにしている時というのは、元々抱き癖があるうさぎでなければ、あきらめて放心状態というのが、近い心情だと思います。

で、今日は、お尻拭きセット(ガーゼ、ゴミ箱、ティッシュ、ウエットティッシュ)を、ばばんと揃えて、でも、すぐに拭かなかったのですね。お尻拭きセットの一揃いは、上記プラス温湯の入った洗面器、ということになるのですが、洗面器がなくても、並べられたグッズ、そして何より私が放つ「拭くぞー、拭くぞー」の気配を、実に繊細に察するのです。

なので、まだ何もしていなくても、目は三角にとがり、足を一発バーン！！と踏み鳴らして、怒りまくっています。

それからさらに数分、放置・・・やっと温湯を用意して、いざ拭かんと。

抱き上げて、仰向けにして、お尻の汚れをゆるめるので、温湯に浸したガーゼでしばらく蒸らします。

今日は、二号ちゃんから「ものすごく、嫌なんですけど・・・」というオーラを感じていたので、暴れられるかなぁと思っていたのですが・・・やられました。

汚れが充分ゆるんだところで、私の気もゆるんでしまい、保定する力がちょっとゆるみました。二号ちゃんはそれを逃さず、ぬるりと身を翻して逃げようとします。そこを急いで押さえ、また仰向けにし、続きをしたのです。

こういう逃げられそうな時というのは、相手の目を塞ぐとなんとか凌ぐことが出来ます。左手で仰向けを支えていますから、左手の肘の内側に、相手の顔を、目を塞げるところまでそっと押し込みます。鼻がぴすぴす言うので可哀想になるのですが、仕方ありません。

拭いて拭いて拭いて、最後に臭腺を綺麗にして、乾いたガーゼで拭きあげます。

さー終わったぁ、二号ちゃん、お疲れだったね、保定の力をゆるめ、本人/本兎が思うままにさせます。ごろり、と転がるように私のももの上から逃れ、ケージにぴょん。一番安全なところに逃げ込んで、放心状態です。

さて、自分は、と・・・。

げげ、やられた。

お尻の汚れがゆるんだ時に逃げられそうになりましたから、そこをあたふたと押さえた時に、汚れが、Tシャツとジャージにべったりと染み込みました。いつもは、自分の身体にコロコロをかけ、抜け毛を取っておしまいなのですが、これでは・・・。

着替えるついでにシャワーも浴びて、一息ついてうさぎの様子を伺いに行きました。

うさぎのご飯担当の家人に聞くと、夕方のご飯、いつもは飛び付いてくるけど、まだ食べに来ない、と。

お尻拭きの後、食べに来ないのはいつものことなのですが、今回は事前に恐怖を与えたという点で、可哀想なことをしました。ちいちゃな頭ですが、ちゃんと学習してるのです。この後、何やられるかを。だから、今度は「あれっ？あれっ？」と悟られないうちに手早く拭くことにしないといけません。

お尻拭きセットを用意して、すぐ拭かなかったのは実に下らない理由で・・・それを考えるだに悪いこと、したなぁ、と。

ゆる●体質から抜け出せればいいのですけど、これが分からないんですよね・・・二号ちゃんを巡る苦悩は続きます。頑張れ、二号ちゃん。と私。