ピーチフェイスのしゃちほこ

もう年中行事となりつつありますが、またもやでございます・・・小桜ちゃんが、「卵産みたーい！！」とばかりに、激しく発情してしまいました。

この散らかしようをご覧ください。

ケージの中で、巣材にと噛み切れるものは、青菜くらいしかありません。そこで、片っ端から細かくリボンにし、落っことしては次を齧り、の繰り返しです。

切るだけでなく、切ったものを腰にも差します。

ここまでは、まぁ、今までもよくやっていたことです。ここまでなら、無理に発情止めをせず、様子を見ようということになっていました。

しかし今回、小桜ちゃんは、ついに、「しゃちほこ」になってしまいました。

翼をいっぱいに広げ、反っくり返って尻を突き出し、ぷるぷる震えているのです。写真が撮れなかったので、絵ですが、こんな感じでした。

そして、青菜を齧り切ってしまった小桜ちゃんは、切る仕草をしながらケージの珊を齧りまくり、まだ満足せず、自分の翼の風切り羽を齧り始めました。

ここまで来ると、卵を持ってしまうかも知れません。不要な卵は、身体の負担になるので、今回も医者行きとなりました。

病院で体重を量ると、57グラムもありました。コザクラインコの平均体重は、50グラムですので、かなり増えています。

また、改めて診察の結果、小桜ちゃんは骨格が小さめであり、ますます卵を持つことが、身体への負担となることが分かりました。

この時の闘病以来、出来るだけ高めの温度を確保している小桜ちゃんの環境ですが、健康であれば20℃までくらいなら下げても大丈夫だそうです。「良い」環境が発情を促す面もあるので、あえて少し涼しくすることも必要なのでしょう。

骨格が小さく、足もかたわで、くちばしの噛み合わせもずれている小桜ちゃん。おそらく、幼鳥期の栄養が充分でなかったのでしょう・・・成鳥になってから我が家に来た小桜ちゃんですので、幼い頃のことは想像するしかないのですが、せめて、うちに来て良かったと、小桜ちゃんには思ってもらいたい・・・のですが、明日から苦～い薬水の日々です。うらまれるでしょうね。

物事が全てうまく運ぶなんてことは有り得ないのですが、どうしてこんなに、お互いにしんどいことばかりになってしまうんでしょうね・・・小桜ちゃん、ごめんね。生きていくためには仕方のないこと・・・ごめんね。