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小桜ちゃん、卵を産む
我が家には、うさぎの他、小桜インコが一羽、います。この子もなかなか面白い子で、我が家を和ませてくれています。
その小桜ちゃんが、今朝、卵を産みました。実は、この小桜ちゃん、わりとぽんぽん気軽に卵を産んでくれちゃう子で、人間様はその度冷や冷やしています。というのも、去年、相棒だった、もう一羽の小桜ちゃんが、卵詰まりで命を落としてしまったからです。
卵詰まりになってしまったら、小桜当人も苦しく辛く、人間様だって平静でいられるどころの騒ぎではありません。命のやりとりになってしまうと、卵が出やすくなるよう環境を整えたら、あとは祈ることしか出来ないのです。
その祈りが届かなかった去年、あの辛さを、小桜、人間、共に味わいたくないから、一羽残ったこの子には、絶対辛い思いをさせない・・・それを貫き通すのが、お世話させていただく身として、やるべきことだと思っています。
そんなこんなで、今朝、気が付いたら卵がありました。
人間様、臨戦態勢です。鳥を診られる病院に連絡を入れ、予約を急遽入れさせてもらって、産んだ卵と本人/本小桜とともに、病院に急行しました。
そして、いつものように、発情止め(卵を産まないようにする)の薬をもらってきました。医師の診断では、お腹が柔らかいので、まだ産むだろう、とのことです。
薬は、普段の飲み水に溶かして、飲ませます。薬水です。当然、マズイです。毎度毎度のことで、本人/本小桜にはかわいそうなことになりますが、卵詰まりになるよりは・・・と心を鬼にして薬水を飲ませます。
素のままの水を飲んではいけないので、大好きな水浴びも禁止です。水浴び用の水を飲んでは、薬水を飲ませる意味がありません。
それでも、小桜ちゃん、どこでそれを憶えたのか・・・水道のホースから出る水は、美味しい、と知っています。毎朝、かごの汚れを、お風呂場のホースでざばっと流すのですが、そのホースの下にやってきて、美味しい水をごくごく飲むのです。普段、そんなことをしないだけに、余計ふびんに思います。
ふびんですが、死ぬ苦しみを考えたら・・・やはり心を鬼にせざるを得ません。この時期、かまったり遊んだりすると、発情(卵を産みたい気分)を増長させてしまいますから、無視もしなくてはなりません。孤独な小桜ちゃん・・・きっと、誰しもが辛い。でも、もっと辛いことが訪れるとしたら、それはとどめなければなりません。
生は悲し、そんな思いが去来します。それでも、それでも、生きる意味ってなんだろう。小桜ちゃんに語りかけても、いつものように「きゅよいっ」と返事をしてくれるだけです。
そう、ただ、生きていくしかないんだね・・・いつもの鳴き声で返事をしてくれる小桜ちゃんに、教えられることばかりです。
Posted by もこもこ on 2004-07-23 at 05:54 午後 in 小桜インコの話 | Permalink
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昨日に引き続き、小桜ちゃんの様子です。 卵産みたい産みたい気持ちのときは、かごの [続きを読む]
トラックバック送信日 2005/07/07 5:30:59
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