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hiro、ココドールを聞いてみる
元SPEEDのhiroの、ニューアルバム「Coco d'Or」(ココドール)を聞いています。
ばりばりのアイドルとしての立場が今までだったhiroが、ジャズに挑戦したという話題のアルバムです。
や、ちょっとびっくりしました。一番最初は悪い意味でのイメージでしたねぇ。一曲目の「Route 66」、えーと、その、なんだ。力入りすぎ。いい意味で気の抜けたジャズとは違いますね、アイドル歌唱にしか聞こえなくて・・・ところが聞き進んでいくと、徐々に良くなっていくんですよ、不思議と。
二曲目の「Avalon」では、ハイトーンボイスで最後、がーっと全開してくれてます。たいしたもんです。ただ、やっぱりアイドル歌唱の味が残る・・・。
とはいえ、高音がきちんと出るということはとてもいいことですね。実は高音が苦しいのに、編集でそれっぽく聞かせてしまう某歌手より、根本的な意味での歌は上手いと思います。
アルバムの半ばに来て、「It's Only A Paper Moon」になると、もうノリノリですね。楽しんで歌ってるというのが分かります。
面白いのは、すごく滑舌がいいのですよ。だから、英語なのに、歌詞がよく聞こえてくるし、スキャットも、ね(笑)もう、カタカナ、それも楷書体で「スッバルダヤ~」とかやられると、ああ、やっぱりアイドルが抜けてないな、と思ってしまいますね。
もっといい意味で流すことが出来て、あと、自分が楽しんで歌う、歌の本能にまかせてスキャットやフェイクが出来ると、いいなぁと思います。歌自体はうまいですからね。
SPEED時代のイメージが残っちゃってるからかなぁ、ハイテンポの曲だとすごく魅力的ですね。ゆるゆる~とした曲も、若干ウィスパー効かせる感じで、悪くないし。
一曲目の衝撃にめげずに、全部聞くと、なかなかのものじゃないか、と思わせます。
hiro、元々の声が硬質なので、それが、ゆるゆる~としたジャズとどう融合させていくかが課題なのかな。アイドル歌唱は、徐々に抜けていくでしょう。
硬質で、ちょっと高周波も混じってるあの高音を生かしたアレンジがあると生きてくると思います。今後に注目していきたいですね。
【2005/03/19追記】
Coco d'Orが日本ゴールドディスク大賞を受賞しました。それに関する記事は、こちらまでどうぞ。
Posted by もこもこ on 2004-08-20 at 11:05 午後 in 日常の話 | Permalink
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» 今日の一枚 from 日々徒然@猫夫人
とゆーワケで本日の1枚。
昨日、ヨ○バシで買ってきました CoCo d’OrのCDです。
平たく言っちゃえば、元SPEESのhiro(島袋さんや... [続きを読む]
トラックバック送信日 2004/09/06 14:27:01
コメント
はじめましてm(__)m
思わず、似たような感想を持ってしまった一人でございます。
勝手にトラックバックしちゃいましたm(__)m
今後、楽しみですよねぇー(^^)
と。。。お邪魔致しましたm(__)m
投稿情報: まだむきてぃ☆かおり | 2004/09/06 14:31:21
初めまして、こんにちは。
そうそう、ココドール、決して悪い出来ではないのですよね。でも、ちょっとひっかかる部分がある。そう、ほんのちょっと。
一度「SPEED」として輝いた原石のダイヤなのですから、言うなれば、これからどんなリングの台座にそのダイヤを乗せるかの勝負だと思うんですね。
hiroさん個人だけの問題でなく、優秀なスタッフに恵まれることを祈りたいです。
「大人」になるときに迷走するアイドルが多い中、hiroさんには本当に頑張って欲しいと思います。それだけの価値がある人だと思ってます。
投稿情報: もこもこ | 2004/09/06 18:32:56
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