Coco d'Or、ゴールドディスク受賞

自分の近況ですが、大分、落ち着いてきました。自分が壊れた原因から極力離れることで、自己の再構成をしています。

先程から、深い意味もなくNHKをBGMにしながら、パソコンをいじっています。テレビをつけた時、ちょうど音楽番組らしきものをやっていたので、いいBGMとして耳を通り抜けていました。ぽちぽちとここのコメントを書きつつ、いきなり耳に、とある声が、強烈な印象を残したのです。

おもわずテレビに振り向くと、

──hiroだ！元SPEEDのhiroです。ジャズユニット「Coco d'Or(ココドール)」として歌っています。Coco d'Orのことは、以前、記事にしましたが、ライブで歌っているのを見るのは、今が初めてです。

以前の記事では、固さが残るといったようなことを書きましたが、今、目の前で歌っているhiroは、非常に伸びやかで、歌うことが心底楽しいといった風情でした。食い入るように見ているうちに、一曲終了。そして、私は、この番組が日本ゴールドディスク大賞と知ることになるのです。

受賞したんですね。全然知りませんでした。それだけ、日本の音楽シーンに衝撃を与えたということでしょう。素晴らしいことです。

hiroは、独特のちょっと鼻にかかった声の持ち主ですが、声量もあり、鼻にかかりつつも高音がよく抜けるのです。例え少しくせがあろうと、hiroのような歌い手が真なる歌い手だと思っています。いくら音域が広かろうと、声量のない歌い手は歌の力で場を満たすことは出来ないでしょう。

是非ライブを、と思うのですが今の所予定はないようですね。残念。

インタビューでは、SPEEDの頃、プライベートで聞く音楽として、自然に聞けるのはジャズだった、と答えるhiro。自分とうまく融合できる音楽と出会い、また、それの表現者となることが出来たhiroは、とても幸運なのだと思います。

是非このまま伸びていって欲しいと思います。今はまだ若いのですが、歳を重ねることによってどんな「味」が出てくるのか、非常に楽しみです。