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相手を感じるということ、全身で
我が家のなまうさぎ二号ちゃんは、呼べば寄ってきます。
そして、「なでれ」と言います。
こちらが寝転んでれば、確率100%です。必ず寄ってきます、で、「なでれ」と横で横になります。
ところが、家人と私とで、最終的にとる態度が違います。家人には、身体をぴとっとひっつけ、お互いの体温を感じながらナデナデさせるのですが、私に対しては、微妙な間を取るんです。
しかし、今日、初めて、二号ちゃんは、寝転んだ私にぴとっとひっついたのです。
相手の、毛が、身体が、温もりが、私の全身に広がります。
またひとつ、愛情を確立することが出来ました。二号ちゃんと暮らし始めて五年、五年の歳月をかけて、揺るぎない信頼を得ることが出来ました。
実は、今日、またお尻拭きをした後のことでしたので、まだ怒っているかなと思っていたものですから、そんなそぶりを全く見せず、怒りをあとに引きずらず、二号ちゃんの素直な態度に、純粋な幸せというのを感じたのです。
人間に幸せをもたらす存在がここにいることに、心からの感謝をしたいと思います。私は特定の信仰は持たないし、その意味では非常にドライな人間なのですが、こんなときは、神様の存在と、神様からもたらされるもの、ということを考えます。
二号ちゃんは、間違いなく何かの天命を持って、この世にいるのだと。それはもちろん一号ちゃんも同じ、ただし形は微妙に違うけれど。だから、心をこめて感謝したいと──そして、それは「お世話させていただく」という日頃の行いで、お返しさせていただいているのだな、と。
人間が偉いなんてこと、有りやしないのです。みんな同じ動物。人間の視線に動物を合わせてしまうのではなく、動物の視線に降りすぎて人間としての自己を見失うことなく、己と、相手。たったそれだけのこと。
人間は、頭が良くなりすぎました。私は、それは不幸だと思っています。
Posted by もこもこ on 2004-10-03 at 11:41 午後 in うさぎーずの話 | Permalink
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