爪切りと布袋様

うさぎーず一号ちゃんの、爪切りをしました。

私の爪切りスタイルは、うさぎをひっくり返して、私の太ももでがっちりホールドし、その状態で、手足をそっと引き出して切ります。

一号ちゃんも二号ちゃんも、爪切りは嫌いです。身をよじって逃げようとします。

一号ちゃんは面白い(本人/本うさにとっては必死なんですが)癖を持っています。前足の爪を切ろうと、前足に手をかけると、むぎゅうと握って離してくれません。

これをやられる度に、やるべきことを忘れてついうっとりしてしまうお世話係なのですが(笑)、こんな怪獣のような爪は切り揃えてやらなければなりません。そこで、片方の前足を引っ張り出し、・・・引っ張り出し、うっ、ふんぬっ！！

これから起きたことは、相当お恥ずかしいので炙り出しで書いておきます(^^;

私はとても太っているのですが、お正月のお餅と、今が旬の白菜キムチが美味しくてごはんを食べ過ぎ、輪をかけて私はまんまるになってしまっていました。

なんと、自分の腹が邪魔をして、下向きに屈むことが出来ないのです！！

それで、ふんっ、ふんぬっ、と何度も力を込めたのですが、なかなか眼下に一号ちゃんをとらえることが出来ず、時間ばかりが経っていきます。

なんとか爪を切る体勢に持って行こうとする私にじれた一号ちゃんは、ぐりぐり、もぞりと太もも地獄から抜け出し、よじよじと私をよじ登り、肩口から背中に回って、ぽん、と飛び降りてしまいました。

のーっ！今切るったら切るっちゃ！逃げるな！おーい！

からかうようにトロットで逃げる一号ちゃん。やっとの思いでもう一度つかまえ、自分の腹には念を込めて引っ込め、爪を切ろうと、一号ちゃんをひっくり返しました。

「ぶこぶこぶこぶこ」

あらやだすごい鼻息・・・一号ちゃん、よほど辛いらしいのです。爪切りの時ははおろか、こんな鼻の鳴らしよう今までしたこともありません。

「ぶこぶこぶこぶこ」

あー、ごめんよー、一気に切るからね！勘弁して！

ぱちぱちぱちぱち、ぱち、ぱちぱちぱちぱち、ぱちんぱちんぱちんぱちん、ぱちんぱちんぱちんぱちん、はい終わったぁ！一号ちゃんお疲れ！

太ももから抜け出した一号ちゃんは、ここが安寧の場と、ケージに戻り、よほど参ってしまったのでしょう・・・長々と伸びてしまいました。

その後、いつものように身繕いで耳の中をがしがしと掻いていましたが、爪切っちゃいましたから気持ちよくないかも、などと余計な心配をする私でした。

さぁ、お次は暴れん坊将軍の二号ちゃんの爪切りが待っているぞ・・・その前にダイエットします。ぐっすん。