うさぎの爪切り

うさぎの爪を切り終わりました。

ふう、やれやれ。こういうのは一種の「戦い」ですね。闘争心を持ってかからないと、用が済みません。

まずは二号ちゃんから。足を一発「ダーン！！」と踏み鳴らされましたが(怒ってる)、かまっていられません。

かまわず抱き上げ、ひっくり返して、私の足の間へ。足を伸ばして座った私のももで身体を保持し、引っ込めた手足をそっと引っ張り出します。

指先をしっかり保持し、毛をかき分け、血管を素早く確認すると、その上をちょきんちょきんと切っていきます。何度か、「いや～ん」と身を返しますが、かまわずふんづかまえてもう一度ひっくり返し、続きを切ります。

ここで私は懺悔をしなければなりません。血管は確認していたのですが、一本、流血させてしまいました。常に横に置いてある止血剤をふりかけ、血は止まったのですが、痛いのでしょう・・・今も、その爪先をずっと舐めています。これまで何度も何度も爪切りをしてきましたが、流血は二回目です。何回目であろうと、QOL※を考えたらやってはいけないことです。もう、大反省です。焦って切ろうとしたのが敗因でした。

※QOL：Quality Of Life、生活の質

続いて一号ちゃんです。異様な雰囲気を察し、すでに目は三角、身体を固くして身構えています。抱き上げようとすると、野獣のような爪に、藁座布団が引っ掛かってきます。空中でなんとも言えない体勢になり、仕方ないので藁座布団を振り落としました。

二号ちゃんと同じように、私のももにはさみ、手足をそっと引っ張り出します。

ここで、一号ちゃんは面白いことをするのです。爪を切られたくない一心で、「手を握る」んです。必死になって手を「ぐー」にする一号ちゃん。そのままだと切れないので、注意しながら指一本一本をそっと捕まえ、指を伸ばします。

一号ちゃんの爪は、全てが黒くて血管が透けません。だから、もう勘で切っていくしかありません。「これくらい」なら大丈夫かと、一本目。血は出ません。これなら大丈夫。その切った長さを参考にしながら、一気に切っていきます。

周りに爪が飛び散ります。これは後で掃除します。

全て切り終わり、解放して、大仕事を終えたあとのため息。今回は流血させてしまったから成功ではないけれど、とりあえず懸案事項は解決しました。

うさぎーずと過ごして5年、爪はずっと私が切ってきました。その間に憶えたコツとしては、指先から爪にかけて、しっかり保持すること。爪から、切られる時の衝撃が伝わるのが嫌みたいなので、それを避けるために、しっかりと支えてやります。後は、もう、信頼関係しかないですね。

無理や無茶は避けるべし、自分には無理そうだと思ったら、素直にうさぎを(うさぎ「も」ではなくうさぎ「を」)扱える獣医さんへ、がベストでしょう。ついでに健康診断もしてもらえば、一石二鳥です。