さびしんぼう

ちょっと、体調を崩して寝込んでいました。

我が家では、間取りと暮らしの関係から、うさぎと家人と私が同じ部屋で寝ています。私が寝込むとなると、家人の布団はたたまれますが、横の私はそのまんま、といった感じになります。

体調は悪いのですが、食事まで布団の中となるくらい悪い訳でもないので、食事時は布団からもそもそ起き出します。

で、一人、遅い昼食を食べていました。

ふぅ、とため息をつきながら、ぼーっとした頭で新聞を眺めていました。

がた、ごととと。

がががが。

がしがしがし、がん。

・・・うん？うるさいぞ。うさぎか？

様子を見に行くと、なまうさぎ二号ちゃんが、必死の形相でケージに喰らい付いています。囓って引っ掻いて音を立てています。「かまってほしい」の自己アピールです。

何で今頃かまってほしいなんだろうと思いつつ、そばに寄るとケージ噛みをやめました。

なんだ、私がそばにいればいいんかい？

どうやら、布団から私が消えたので、さびしかったようなんです。

この子の甘ったれぶりはよく知っていたつもりでしたが、ここまで甘えられると・・・目尻が余計に下がります(笑)。

仕方ないので(喜んでる)、昼食をさっさと片付け、布団に逆戻りしました。安寧の時です。ささやかな幸せですね。こういった小さな幸せから、穏やかな時間が生まれるのですね・・・。

体調はまだ戻りません。でも、私を待っている無心な命があると思うと、諦めから希望へと、気持ちが切り替わるのです。今日も、ここに書くというちっちゃな希望をかなえることが出来ました。次の希望は、うさぎの爪を無事切り終わることです。