華麗なジャンプ

はぁい、あたしうさぎーず一号。今日は私の加齢なジャンプをお見せするわ。うさぎーず二号より身体が軽い私は、ジャンプも軽やかなのよ。・・・誰、そこで「加齢」って言ってる失礼な人は。確かにあたし加齢だわ。でもいつも私華麗よ。おばあちゃんだなんて呼ばせないんだから。

飛び出す時はね、お手々をしまうの。

空中で、手をわっと前に出して、着地の体勢を取るわ。

はい、今日も転ばずに飛びました。こんなに牧草がたまってるとね、たまに踏み切りの時に滑るのよ。

そんなあたしのジャンプに、お世話係は惚れ込んでいるわ。いつも、よくやった、よくやったっていっぱいなでてくれるわ。

いやだ、顔がくしゃくしゃになるじゃない。・・・ああ、でも、なんて気持ちいいのかしら・・・あたし、明日からも頑張って飛ぶわ。だって、みんなが喜んでくれるもの。