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小桜ちゃんへの贈り物
あぁ、眼がシブイです。大物が出来ましたよ、おかげで。
小桜ちゃんですが、また卵産み産みのサイクルに入りそうだったので、またもや医者に行きました。結局、卵を産む可能性については、骨盤が開いていないので、ないけれど、卵を産ませないためには、夕方五時には寝かせ、朝は遅く起こすのがいいのだそうです。
これを実行するのって、結構大変なんです・・・まず、今の気候では、夕方の五時なんて全然日も暮れていませんよね。ここで寝かさなきゃならない。家の中で一番暗い場所に連れて行っても、どこに行っても、どうしても、薄明かりが残ってしまいます。
今までは、風呂敷をカゴにかけて、暗くしていたのですが、風呂敷なんて、決して遮光生地なんかじゃありませんから、あまり意味がないのですよね。
それに追い打ちをかけるのが、夜の間は一番暗くても、朝日が昇ると、真っ先に明るくなる場所にいる、ということです。東側に、窓。そこから、ぎらりと日が差します。風呂敷程度では遮光なんて出来ないですから、風呂敷ははいでなくても、小桜ちゃんは、もう起きてしまうのですね。
じゃあどうしたらいい。窓には遮光カーテンを。カゴには遮光生地で覆いを。という訳で、カーテンは滞りなく発注し、ものが出来上がりました。で、カゴ用の遮光布、これをどうしたもんかと・・・。
うーむ。
いや、
やっぱり作るしかないよね。
と家人と共に結論を出し、遮光の布地をいっっぱい買い込んできました。ばさばさ、ばさばさ、ばさばさ、どんなどでかいカーテンでも作るつもりかよ~~、状態です。
で、小桜ちゃんのカゴを、余すところなく覆うには、2メートル半四方の布を作り上げないといけないのです。カゴが大きいので。
で、一体何年ぶりになるのやら、の、ミシン作業です。多分20年振りくらいだと思います。その間放っときだったミシンが立派に動いたのも大したもんです。油差したりとか、何にも手入れしていなかったんですけどもね。
二枚の布をはぎ合わせ、四方をくるんで縫う。書くと簡単なのですが、2メートル半四方です。もう、布との戦いでした。20年振りのミシンの、針が上下する様を、生地を必死になってコントロールしながら、ギラついた目つきで睨み付けていたのですから、眼の疲れが半端じゃないです。
カゴに簡単にかけるためには、布のセンターが分からなければなりません。そこで、ワッペンを貼ろうと、出来れば鳥の意匠がいいなぁと思って探しました。ポケモンの、アチャモという鳥キャラのワッペンがあったので、アイロンでぺたり。これでやーっと完成です。
今夜から小桜ちゃんは、暗さの重装備で夜に臨みます。産まなくてもいい卵を産んで、身体に負担をかけるくらいなら、人間様だって一念発起します。小桜ちゃんのためなら、エーンヤコーラ、です。
動物も、人間も、命はたったひとつしかないから・・・それを守るのなら、悪にでもなると歌ったのは中島みゆきでした。どんなことをしても守りたい、どんなことをしても、こんなに、「たかが鳥一羽」に入れ込む私達は滑稽かも知れないけれど、でも、守りたい。
守りたいんです。
Posted by もこもこ on 2004-09-19 at 09:53 午後 in 小桜インコの話 | Permalink
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